6月16日(水)(1日目)の日記
羽田発、鹿児島行
今日は、鹿児島観測の出発の日。羽田空港に向かうため家を出た。
空を見ると、結構いい天気(右写真)。
全国的に、晴れているようだ。
しかし、大型の台風が近づいて来ているのが、気がかり。
このままだと、鹿児島に(特に、黒島に)上陸するのではなかろうか。
そうなると、観測どころではないのでは??などと思いつつ、羽田空港に到着。
台風の影響は未だ無いようで、飛行機は無事に飛ぶようだ。
いざ、空路、鹿児島へ(11:30)。
鹿児島空港到着
空路、約1時間40分。鹿児島空港に到着した(13:10)。
着陸のときに、少し揺れたそうだ。
鹿児島の天気も晴れており、今日は快適に過ごせそう。
ただし、ちょっと暑い。
リムジンバスで鹿児島市内へ向かう。
お昼御飯〜鹿児島ラーメン@ふくまん〜
ラーメン通の先輩が、まずお昼御飯に選んだのが、鹿児島ラーメン。
お店は、「ふくまん」。選びに選んだお店とのこと。
鹿児島市街散策〜「西郷隆盛像」〜
鹿児島といえば、やっぱり「西郷どん」!!
「西郷隆盛銅像」は、市街地の中央に立っていた。
町全体を見下ろすように、高いところに立っている。
しかし、大きなデパートやホテルは、見下ろせない。
この銅像は、<<明治維新に最大の功績を残した「西郷隆盛」、
わが国初の陸軍大将制服姿のモニュメント>>
(鹿児島市発行「おすすめコースガイド」より)。
作者は、鹿児島出身の安藤照。
ちなみに、右写真は、都合により携帯カメラで撮ったため、
「西郷どん」が何処にいるかを見つけるのは、至難の業。
鹿児島市街散策〜「鶴丸城跡」〜
そして、「西郷隆盛像」から歩くこと数分、
鹿児島が誇る、「鶴丸城跡」へ。
「跡」の言葉通り、今はお城は残っておらず、石垣と堀のみ。
しかし、堂々の風格で、当時が偲ばれる。
鹿児島と言えば、戦国時代にあって、島津氏が治めた場所。
「薩摩では人をもって城となす」と言われ、
鶴丸城も、天守閣のない屋形造りのお城であったそう。
つまり、お城が建物自体の強固さで守られるのではなく、
武士や農民の建物に囲まれ、人々によって守られていたということ。
そこに象徴されるように、28代藩主・島津斉彬は、
身分・慣習に囚われず、西郷隆盛ら有能な人物を登用。
そのような素晴らしき気風が、幕末・明治と、日本全体を大きく動かすことになった。
それにしても訪れる先々で、鹿児島の人々は実に親切である。
いや、鹿児島恐るべし。
桜島見学
そして、日が西に傾く頃、桜島へ渡った。
桜島は、1914年の大噴火で、半島と陸続きになったのであるが、
鹿児島市街から行く場合には、
すぐ近くの鹿児島港発の「桜島フェリー(右写真参照)」で15分。
桜島の住民にとっては、車や物資を運ぶ大切な「足」であるこのフェリー。
運賃150円は、非常に良心的。遊園地の「乗り物のお船」の方が、高額でしょう。
地元の人たちと共にフェリーに乗ること数分、雄大な桜島がどんどん近づいてきた
(右写真参照)。向かって右側に、煙が見えるが、桜島は、
これまでに何度も噴火を繰り返しており、現在も活動中の火山島なのである。
参考までに、文明溶岩(1471〜1476)、安永溶岩(1779〜1780)、
大正溶岩(1914)、昭和溶岩(1946)などが、桜島を形造ってきた。
夕食〜鹿児島黒牛・黒豚しゃぶしゃぶ@華蓮〜
明日は、朝からフェリーに乗って、黒島へ行くことになる。
2週間、携帯の電波も届かない「孤島」へ観測に行くのだ。
鹿児島本土の思い出として、「黒豚のしゃぶしゃぶ」を食すことにした。
先人お勧めのお店「華蓮(かれん)」へ行く。
入って、お店の高級感に圧倒される。
ここは、学生の来る所ではない!!と言うことはすぐに分かった。
が、今さら後にも引けまい。ということで、開き直って食べることにする。
周りのお客さんは、明らかにご年配のサラリーマン。
「働かざるもの食うべからず」の原理に逆らい、学生二人、一人前5000円の
「特上(!)黒牛・黒豚しゃぶしゃぶ」を食す。とろける美味しさだったが、
その前に、値段に脳みそがとろけてしまって、かなりハイテンションでしゃぶしゃぶを
堪能した。たれは、「ゴマだれ」と「ポン酢」があったが、個人的に「ゴマだれ」は
元々好きではないため、「ポン酢」一本で食べた。豚と牛の区別がつかない位、
どちらも口に入れるととろけて、本物の凄さを味わうことができた。かなり量が多く、
最後に食べるつもりだった「うどん」に、苦しめられた。
しかし、無事完食。満腹、満足。五感で感じた、鹿児島の夜。
今日のお宿・ホテル福丸
今日泊まる宿は、鹿児島港のすぐ側に建つ「ホテル福丸」。
一泊6500円。三島村役場御用達の宿だそうだ。
明日は、朝9:30の三島航路フェリーで黒島へ渡る。
港は目の前なので、乗り遅れることはないとは思うが、
早めに休もう。名残惜しい、鹿児島の夜。お休みなさい。