Estivesさん帰国

1月末より研究実習生としてエクス・マルセイユ大学(フランス)から来ていたYohan Estivesさんが4か月半の滞在を終えて帰国しました。この間、私どもがかつて西部北太平洋に設置した9系の深層係留系の流速計データ(Yanagimoto et al., 2010) の変動成分を様々な角度から時系列解析で探り、さらには気候システム研究系の羽角教授、川崎博士らにより進められている高解像度海洋大循環モデルCOCOと比較解析するなど数多くの作業をこなし、最後にそれらの結果をもって修士号取得のためのオンライン審査会に臨みました。2月には白鳳丸航海に参加するなど数多くの交流ももち、審査会直後に開いたささやかな送別パーティーには部門以外からも何人かの院生が駆けつけ楽しく過ごしました。帰国の飛行機から撮ったキャンパス周辺の写真を送ってくれました。

柏の葉上空より

安田先生が退職されました

安田一郎教授が2024年度末をもって退職されました。

3月28日には講堂にて最終講義が行われ、研究を通じた関係者のほか、卒業生、官庁関係者など多数の聴衆が詰めかけました。

先生には大変お世話になりました。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2025年3月28日、講堂での最終講義にて

柳本助教が日本海洋学会日高論文賞を受賞しました

9月16日から20日にかけて行われた日本海洋学会秋季大会(東京海洋大学品川キャンパス)にて学会授賞式が行われ、柳本助教が、”Yanagimoto, D., Miyamoto, M., Oka, E. et al. Abyssal current and water mass in the Main Gap and an adjacent Small Gap of the Emperor Seamount Chain. J Oceanogr 78, 163–175 (2022). https://doi.org/10.1007/s10872-022-00639-4″ により日高論文賞を受賞しました。

江淵会長から賞状を授与される様子(写真:学会提供)